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入退院支援加算の改訂で変わる、連携機関とのコミュニケーション管理

2022年10月18日

入退院支援加算の改訂で変わる、連携機関とのコミュニケーション管理

令和4年度診療報酬改定により、外来機能報告制度や紹介状なしで受診する場合等の定額負担の見直しなど、地域医療連携に関わる分野においても改訂がありました。

その中でも「入退院支援加算の評価・要件の見直し」においては、病院と地域の連携機関におけるコミュニケーションの在り方も見直され、より日々の業務において情報の共有が重要になってきています。

今回のコラムでは具体的な入退院支援加算の改訂内容についてご紹介し、今後の地域医療連携に関わる情報管理の強化について考えていきたいと思います。

入退院支援加算の評価・要件の見直し内容について

今回の診療報酬改訂では、「質の高い入退院支援を推進する観点から、入退院支援加算1の評価及び要件を見直す」といった背景から、入退院支援加算の評価・要件の見直しが行われました。

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出典:令和4年3月4日版 | 令和4年度診療報酬改定の概要入院Ⅳ(働き方改革の推進、横断的個別事項)| 厚生労働省保険局医療課を基に作成

改訂では、連携機関との関係性強化やコミュニケーション手段が見直されています。

  • 「連携機関」の数が25以上であること。
  • それぞれの連携機関の職員が年3回以上の頻度で対面又はリアルタイムでの画像を介したコミュニケーション(ビデオ通話)が可能な機器を用いて面会し、情報の共有等を行っていること

これにより病院として地域の医療機関との連携強化や、情報管理の徹底がさらに求められることとなります。

CRMの活用で情報管理をスムーズにする

入退院支援加算算定のため、「いつ、どのような目的で、誰が連携機関と面会を行ったのか」の記録を徹底するにあたり、重要となるのはCRMの活用です。

CRMとは”Customer Relationship Management”の略であり、直訳すると「顧客関係管理」というもので、CRMシステムは連携機関への訪問履歴や日々の業務で得た取得情報をクラウド上で残すことができる情報管理ツールとなります。

これまで多くの病院様では、独自で集めてきた医療機関との情報が各個人のメモやエクセルファイルで管理されていることが多く、部署内の情報管理の煩雑さに課題を抱く声がありました。

CRMの活用により、連携機関との面会記録に院内の誰でもすぐにアクセスできる環境を作り、部署内の円滑な情報管理を実現することができます。

メディグルでクラウド活用のはじめの一歩を

上記の様な情報管理手段として、現在特定機能病院・地域医療支援病院・DPC対象病院を中心とした164病院様にメディグルをご利用頂いています。

メディグルは病院専用のクラウドサービスとして、地域医療連携促進を目的とした機能を提供しています。

  • 定期更新される全国の医科・歯科の施設データベース
  • 施設ごとに訪問活動の履歴を蓄積・共有できる機能(活動管理機能)

共通の環境で連携機関との記録を残すことにより、スタッフ間での情報格差をなくし、情報の見える化を実現することができます。

診療報酬改定もあり、今後も益々地域医療連携強化の取り組みが院内で求められることではないでしょうか。

地域医療連携に関わる情報管理を徹底していくはじめの一歩として、メディグルを一度試してはいかがでしょうか。

サービス概要や利用したメリット、料金プランなどをお伝えする資料をご用意しております。

ご興味をお持ちの方は、是非一度ご覧ください。

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